今週のブログは医務スタッフからお届けします。
今回は、褥瘡が改善した事例をご紹介したいと思います。
当施設においての入居者様の平均年齢は8月の時点で84.5歳です。
高齢者になりますと、一般的に栄養の吸収、摂取量の低下にて栄養状態が悪く、又、拘縮等で身体が自由に動かせない、むくみがある等、皮膚の弾力が減り免疫力も落ち皮膚の保護作用が低下してきます。
栄養状態の改善や体交枕等を活用して体圧を分散する事等が、スキンケアにとって大事になってきます。当施設でも褥瘡の原因の除去に努め、医務・介護スタッフと連携をとりながら情報の共有化を進め褥瘡の改善を目指してきました。
ここで入居時既に褥瘡があった事例、2例を紹介したいと思います。
【改善前①】
【改善後①】
【改善前②】
【改善後②】
※褥瘡の処置方法として※
泡石鹸にて洗浄⇒微温湯洗浄⇒拭き取り(擦らず押さえるようにする)⇒軟膏(医師の指示)塗布⇒穴あきフィルムパット(看護師作成のもの)保護。
褥瘡の処置は入居者様が苦痛なく出来るよう、きちんと準備をし、オムツ交換時に介護士に声をかけていただき一緒に行っています。
今後の課題として「褥瘡対策に関するケア計画書」「褥瘡の状態の評価」「DESIGN:褥瘡経過評価表」を早期に取り込み評価し対応して行きたいと思います。
医務と介護現場の連携が大切が何よりも大切です!
今後もしっかりと情報を密にして、入居者様の生活を支援していきたいと思います。
今後とも、よろしくお願いします(*^_^*)