2020年4月13日月曜日

【医務】空の症候群

むらかみの郷ブログをご覧の皆さん、こんにちは!
今週のブログ担当は医務室です! (✿✪‿✪。)♡ 

皆さん、突然ですが「空の巣症候群」って聞いた事ありますか?

我が家では22年間生活を共にした一人娘が4月から社会人となり、住み慣れた家を飛び立って行きました。
その時、娘から「空の巣症候群」にならないでね!と言われ
「えっ、それって何!」と・・・(^◇^;)
「空の巣症候群」について調べてみると、娘なりに母を心配しての言葉だった事が分かりました。


「空の巣症候群(からのすしょうこうぐん)」って??
「空の巣症候群」とは40~50代の女性に多くみられ、抑うつ症状に似た状態があり、時期も重なり症状も似ていることから、更年期障害と間違われがちだそうです。
しかし、発症のきっかけが、子どもの自立や独立によるものであり、実態は更年期障害(女性ホルモンの低下)と全く異なった事が分かっています。

自分の生きがいだった子ども(私は当てはまるかも!)が独立すると、母親は肩の荷が下ると同時に言葉にできないような寂しさを感じることがあるそうです。

この、ひな鳥の巣立ち後の「空の巣(からのす)」状態に例えられた状態を
「空の巣症候群(からのすしょうこうぐん)」と言うそうです。

原因・症状は・・・
「空虚感」「寂しさ」といった精神的・心理的なものと、子ども中心の生活から夫婦中心の生活への環境の変化が起こる事で、心の状態が、ぽっかりと穴があいたような「無気力」「無関心」へと変化していくものだそうです。内向的で完璧主義な良妻賢母の人ほど強く表れやすいようです。
また、食欲がない、眠れない、何をしていても急に涙があふれる、という不調や、肩がこったり、頭痛がしたり、吐気がする等々身体の症状も伴うこともあるそうです。

では、対策としては・・・
まずは、「子どもはいずれ巣立つもの」「巣立った時にはこんな楽しい事をしよう!」と前向きにとらえる習慣が大切。夫婦2人で第2の人生に向けた計画や対策を立てておくことも予防の一つであり、趣味を持つこと、日頃から家族の関係や家族以外の人との付き合いも良好に保っておく事も大切であるそうです。

誕生と同時に子育ては始まります。子育ては非常に長い時間と多くの労力を費やすもので、子どもを優先にしてきた人ほど、巣立ってしまった時の虚無感ははかり知れない様ですね。

「空の巣症候群」は「子育てを真面目に、そして熱心にしてきた証」と言えるように、自信を持ってこれからの自分の人生を前向きに捉え、焦らずゆっくりと楽しい人生を謳歌していきたいものです。

私もいくつか当てはまる性格なので、これからこの様な状況にならない様に・・・!
今までよりも多くの自分の時間が出来ることをチャンスだと考え、好きなことや趣味を作っていきたいと思います。

趣味・・・?
ヨガや山登りもいいなぁ~と・・・。
大絶賛、検討中です!



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